藤原 明比古 教授

PROFILE

藤原 明比古 教授

Professor Akihiko FUJIWARA

1966年、東京都生。神奈川県出身。1995年東北大学大学院博士後期課程修了。博士(工学)。東京大学理学部助手(1995 – 001)、北陸先端科学技術大学院大学助教授・准教授(2001 – 2010)、高輝度光科学研究センター/SPring-8主席研究員(2010 – 2015)を経て、2015年、本学科教授に着任。この間、東北大学理学部客員教授、北陸先端科学技術大学院大学客員教授を兼任。現在の研究領域は、物質科学、材料科学、放射光分析・計測。特に、高性能・省エネルギー半導体材料、電池材料の評価、開発に興味がある。

研究内容物質・材料科学

豊かで持続可能な社会実現のための材料科学研究を推進しています。物質・材料の評価は、実験室での精密電子物性測定に加え、先端放射光を利用した電子状態、化学状態、構造の分析・評価を活用します。精密分析と固体物理等の基礎学問に基づく理解から物質・材料の本質を捉え、高機能・低環境負荷な半導体材料や電池材料の開発を行います。

担当科目一覧

  1. 先進エネルギーナノ工学入門(学部1年前期)
  2. ナノ物性量子力学II(学部3年前期)
  3. ナノ物性量子力学演習II(学部3年前期)
  4. ものづくり理工学実験II(学部3年前期)
  5. 先進エネルギーナノ工学詳論(学部4年前期分担)
物質・材料科学
Keyword

物質科学、材料科学、放射光分析・計測
半導体材料、電池材料

研究テーマ

藤原エネルギー変換化学 研究室
高容量電池の正極材料(有機硫黄ポリマー) 分子制御による蓄電・メモリユニット構築と新電池システム構築
高性能・高安定な酸化物半導体材料(In-Si-O) SPring-8で安定構造の解明と新デバイス制作プロセスの構築

研究の背景

豊かで持続可能な社会を実現するために、エネルギーの効率的な活用が求められています。再生可能エネルギーの活用や電力の効率的利用には、蓄電デバイスが必要不可欠です。蓄電デバイスを用いることで、余剰電力を蓄電し、需要過多の際に補償することができます。このような効率的な運用により、自然エネルギーを有効に活用でき、かつ、発電施設の最大容量を抑えることができます。また、エネルギーを消費する各種素子・機器においては、その高効率化が求められています。すべての場合において、エネルギーの変換効率が鍵を握っており、それを構成する最適な材料の開発が求められています。

研究テーマと成果

エネルギー関連材料の精密分析を行い、新規材料の設計・開発へとつながる研究を推進しています。現在の研究対象は、(1)2次電池の正極材料と(2)、アモルファス酸化物半導体材料です。2次電池の正極材料としては、従来に比べ高容量の有機硫黄ポリマーを対象に、充放電メカニズムの解明、高容量化、伝導性付与などを推進しています。アモルファス酸化物半導体材料としては、高機能ディスプレイの駆動デバイスとして使用可能な高性能性に加え、生産性、耐久性にも優れた材料の探索を行っています。これら新材料の開発では、精密物性測定、先端放射光分析と固体物理等の基礎学問によって物質・材料の本質を捉え、これまでになかった新しい材料を開発していきます。

教育目標

基礎学問に基づき物質・材料科学分野の課題を解決できる人財を育成します。このために、科学技術社会で必要とされる問題発見、課題解決、情報発信、コミュニケーションなどのスキルを養成します。特に、自らの考えをしっかりと伝えられる研究者・技術者の輩出を目指しています。

共同研究先一覧

東京大学、京都大学、東北大学、岡山大学、北陸先端科学技術大学院大学、物質・材料研究機構 (NIMS)、大型放射光施設SPring-8、株式会社ポリチオンなど

研究室の風景研究室の風景

研究室の風景01
研究室の風景02
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