下記の論文がAggregate誌から発表されました。東京科学大の飯田優斗さん、小西玄一先生、今日と大学の権正行先生、田中一生先生との共著論文です。
発光体はディスプレイや照明などさまざまなところに応用されていますが、発光時の偏波を制御することは重要な問題です。本研究では棒状かつ液晶相を示す蛍光色素を用い、さらにらせん構造を形成するコレステリック液晶相を形成させることで高効率に円偏光発光させられることを見出しました。このような光源の開発は3Dディスプレイやセキュリティ技術などの光量子技術への応用につながるものと期待されます。
Yuuto Iida, Masayuki Gon, Hiroyuki Yoshida, Kazuo Tanaka, and Gen-Ichi Konishi
“Development of a Cholesteric Liquid Crystal Comprising a Mesogenic Fluorophore for Circularly Polarized Luminescence With a High Dissymmetry Factor”
Aggregate, vol.7, no.3, p.e70304, February, 2026.
DOI: http://dx.doi.org/10.1002/agt2.70304

図1 作成した試料の円偏光発光の度合いを示すg値。右図は円偏光成分とランダム成分を特定の範囲で値が約1.5を示しており、高い純度の円偏光が得られていることを示している。


